一人暮らしの水道光熱費、平均費用はどれくらい?水道代・ガス代・電気代別に解説

一人暮らしをするにあたって、毎月の水道光熱費がどれくらいかかるものなのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、水道代・ガス代・電気代に分けて、それぞれにどのくらい費用がかかるかについて解説します。

費用が発生する仕組みも理解し、一人暮らしの水道光熱費を改めて確認してみましょう。

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そもそも何をすると水道光熱費が発生する?

水道光熱費がどれくらい発生するかを考えるには、そもそも何をすると水道光熱費が発生するかを理解しておくとよいでしょう。

まず、水道水は主に入浴の際や洗濯、食器の洗浄やお風呂・トイレの掃除などをするときなどに多く使用します。

ガスも同様に入浴や料理の際に使用することで料金が発生します。

電気は生活の様々な場面で使用しますが、主な使用先は照明に加え、夏場冬場のエアコンやヒーターであることが多いでしょう。

もちろん、冷蔵庫や洗濯機など、他の家電製品を使用する際も電気代は発生します。

一人暮らしを検討する際、毎月かかる費用、つまり固定費において家賃の占める割合が高く、水道光熱費の存在を忘れがちです。

しかし、特にはじめての一人暮らしの場合は水道光熱費が発生するケースや料金の目安を把握しておかないと、意外なところで家計を圧迫することになりかねません。

水道・ガス・電気のそれぞれについて、費用の目安を確認してみましょう。

 

一人暮らしの水道代の平均費用は?

まずは水道代ですが、政府統計によると、2019年の単身者の上下水道料の平均は、月に2,120円となっています。

単身者の場合、さほど使用量が多くないことから、基本料金の範囲に収まることも多いようです。

料金体系は地域によって少しずつ異なるので、この値はあくまで目安として捉えてください。

毎日のようにお風呂をためたり、必要以上に水を出しっぱなしにしたりすると料金は高くなってしまうので注意が必要です。

 

一人暮らしのガス代の平均費用は?

次にガス代ですが、こちらも政府統計によると2019年の単身者平均で月に3.012円となっています。

こちらもあくまで目安なので、料金体系による違いやライフスタイル、使用するガスの種類によって変動します。

特に、ガスの種類について、プロパンガスを使用する場合と都市ガスを使用する場合ではプロパンガスの方が2倍程度高くなるとも言われています。

物件を決める際に、使用できるガスについては予め確認しておくとよいでしょう。

また、お風呂で使用するお湯がガスによって供給されている場合、お風呂を沸かす頻度でガス料金が大きく変動する点も頭に入れておきましょう。

 

一人暮らしの電気代の平均費用は?

政府統計によると、一人暮らしの電気代平均は月に5,700円程度とされています。

水道光熱費のなかでも最も大きいのは、電気代であることがわかります。

ただし、電気代は季節によって使用料金が大きく変動します。

理由としては、電気代の多くがエアコンなど空調機器の使用によるものだからです。

つまり、エアコンを高頻度で使用する夏や冬は使用量が増加して電気代も高くなり、春や秋には料金が落ち着くのが一般的です。

約5,700円という値も年間を通した平均値であり、季節によって変動するものと考えておくとよいでしょう。

水道光熱費の中で最も高額な電気代ですが、逆に考えると、使い方を工夫すると節約の効果が最も高いのが電気代であるとも言えます。

エアコンを使用しないわけにはいかない季節でも夏場は温度設定を高めにし、冬場は温度設定を低めにすることで、電気代を抑えることができるのです。

また、エアコンを使用しているとき間が長くなると、こまめに電源を消さずにつけっぱなしにしがちです。

特に夏や冬のエアコン使用量の多い季節は、電源の切り忘れがないか確認するようにしましょう。

 

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賃貸物件に近いイメージの物件として、マンスリーマンションがあります。

文字通り、1ヶ月~数ヶ月など、「住む」というよりは「滞在」の際に活用されます。

そして、マンスリーマンションの賃料はほとんどが光熱費込みでの料金のため、家賃としては少し高くなるものの、水道光熱費の使用量による変動はありません。

つまり、水道光熱費の使用量が非常に多い方にとっては、その節約に頭を悩ます必要はないのです。

マンスリーマンションでは、家電や家具が最初から揃っていて、手続きも賃貸物件を借りる際に比べると手軽である点から、長期の出張や単身赴任の方に人気があります。

自炊をたくさんする方や、光熱費節約のためにエアコンの使用量や温度設定を我慢するのが億劫な方には、光熱費が賃料に含まれているマンスリーマンションがおすすめです。

 

まとめ

一人暮らしでも、水道光熱費を合計すると月に1万円程度かかってしまいます。

特に、夏や冬には電気代の使用量がどうしても多くなり、もっと料金が上がることもあるでしょう。

毎月必ずかかる料金だからこそ、節約する工夫などを考えることが大切です。

それでも、エアコンの使用を我慢するのが難しかったり、ガス代を気にせずお風呂につかりたい方には、水道光熱費が賃料に含まれるマンスリーマンションがおすすめですよ。