マンスリーマンションQ&A 入居前に不明点をクリアに

これまで一度もマンスリーマンションを利用したことがない方にとっては、短期間とはいえ日常生活を送る環境に不安を抱くのも無理はありません。ホテルとはどう違うのか、ペットは連れていけるのかなど、疑問はつきないことでしょう。ここでは、多くの方が抱きがちなマンスリーマンションに関する質問にお答えしていきます。

ホテルや賃貸マンションとウィークリーマンションの違いは?

マンスリーマンションはその名の通り、1ヶ月単位で家賃を支払います。ホテルの料金は1泊単位、ウィークリーマンションは1日単位で料金を支払うため、マンスリーマンションと比べると急なスケジュール変更にも対応しています。賃貸マンションはご存知の通り1ヶ月単位で家賃を支払います。

ホテルの利用にあたり契約は必要ありませんが、賃貸マンションだと普通借家契約を結び、ウィークリーやマンスリーマンションは定期借家契約を結びます。

また、ホテルの場合「宿泊客」という扱いになるため、滞在中はスタッフからさまざまなサービスが受けられます。しかし、賃貸やウィークリー・マンスリーマンションは「住人」なのでサービスはありません。その分、賃貸やウィークリー・マンスリーマンションには、一般的なホテルについていない台所があるため自炊が可能です。

 

マンスリーマンションの審査は厳しい?

一般的な賃貸住宅に比べると審査はそれほど厳しくない傾向にあります。家賃を前払いすることがほとんどで、大家にとってリスクが少ないためです。

また、マンスリーマンションに適用されるのは入居者に有利な普通借家契約ではなく定期借家契約です。契約期間が終了すれば、そのまま契約を破棄できるので、審査も通りやすくなっています。一般的な賃貸住宅で審査に通らなかった方も、マンスリー物件なら通りやすいかもしれません。

 

最大どのくらい滞在できる?契約期間は?

滞在期間に制限はないため、必要なだけ滞在できます。ただ、可能な契約期間は各社で異なるため、事前の確認が必要です。3ヶ月暮らした後、もう3ヶ月延長したいといったケースに対応できることも多いですが、他の予約が入っていると再契約はできないことがほとんどです。

1ヶ月未満や1~3ヶ月、3ヶ月以上、半年から1年未満といったプランを設けている会社もあります。短期の出張なら1ヶ月未満、リフォーム工事などによる仮住まいなら3ヶ月未満程度の滞在がよいかもしれません。いずれにせよ、シーンに合わせて滞在期間を決められるのは大きなメリットです。

 

同居人が増えたら料金は追加になる?

物件によって定員が決まっているため、それに準じる必要があります。ワンルーム物件でも、定員が2人なら2人で住むことは可能です。また、人数が増えても家賃は変わらないケースがほとんどですが、中には人数に応じて賃料が上がる場合もありますので、注意が必要です。人数が増えた場合、どのような加算があるのか、事前に確認しておきましょう。

マンスリーマンションだと1日あたりの光熱費は契約時に定められていることが多いですが、入居人数が増えると、この金額も変動します。追加されるのは規定されている金額の半額程度が目安で、1000円の光熱費が設定されている場合は1人に追加につき500円が追加され1500円になります。ただし、これに関しても各社対応が違うため注意してください。なお、同居人が途中で退去した場合はその旨を伝え、契約内容を変更すれば、光熱費は減額します。

 

ペットを飼っていても大丈夫?

基本的にはペット不可の物件が過半数を占めています。ただ、近年のペットブームにより、出張や旅行、仮住まいとして使用する場合でもペットを連れていきたい方は多いです。そうしたニーズに応えようと、現在ではペット可のマンスリーマンションも増えてきています。ペットと一緒に利用したいのならば、ペット可のマンスリー物件を探しましょう。

 

駐車場はある?

駐車場の有無は物件により異なります。中には駐車場完備のところもあるので、車を所有している方はそのような物件を選びましょう。また、駐車場料金が家賃や管理費に含まれるケースもあれば、別途必要になるところもあります。

 

部屋にはどんな家具が揃っている?

こちらも物件ごとに異なりますが、基本的には冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機、テーブル、イス、ベッドなどが備わっている物件が多いでしょう。その他、キッチン用品や食器などが備わっているところや、オプションでさまざまな家具家電を借りられるところもあります。

ただし、タオルや石けん、ティッシュ、歯ブラシなどの消耗品は基本的に自分で用意しなくてはなりません。また、ベッドはあっても布団が備わっていない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

 

インターネットは利用できる?

多くの物件ではインターネット環境が整っています。固定回線を利用できるところもあれば、wi-fiルーターを借りられるところなどさまざまです。入居者が新たに契約を交わす必要はなく、ネット接続できる機器さえあればすぐにでも利用可能です。

料金は物件、運営会社により異なりますが、家賃に含まれていることも少なくありません。もちろん、別途費用が必要になる物件もあるので確認するのがおすすめです。

 

まとめ

マンスリーマンションは一時的に利用できるという点からウィークリーマンションやホテルと混同していた方も多いのではないでしょうか。現在ではマンスリーマンションもたくさんあるため、物件や運営会社ごとに賃料の内訳、設備の種類、ペット飼育の可否などは異なります。事前にきちんと確認を行い、自分にあった物件を選びましょう。

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